2018年に第1弾をスタート。 誰もが3次元空間の表現を手にする近未来を見据え、 XRの新たな表現と体験の世界を牽引し得る次世代クリエイターを発掘し、 次なるステップへと進むきっかけをもたらすべく立ち上げた本アワード。 第4弾となる今回はテーマに「ポストリアリティとノーノーマル」を掲げ、 2021年8月10日から11月1日までの期間、 世界中から作品を公募をしました。
15ヶ国から合計152作品(AR:43作品、 VR:97作品、 MR/XR:12作品)の応募があり、 宇川直宏氏(審査員長)、 磯光雄氏、 バーチャルヒューマンのimma氏、 デイヴィッド・オライリー氏、 ゾーイ・ブローチ氏(英国)、 ルー・ヤン氏(中国)、 バブー・リャオ氏(台湾)、 ティナ・ソーアランダー氏(ドイツ)、 ヤコブ・クドスク・スティーンセン氏の9名の審査員による最終審査会を経て、 グランプリをはじめとする各種受賞作が決定しました。
※受賞作の発表および授賞式は1月29日にライブ配信を行いました。
アーカイブ動画は下記URLより視聴可能です。
https://vimeo.com/671385055
- リアリティのありかを問う作品がGoldとSilverを受賞
グランプリに相当するGold Prizeは、 古代遊牧民の宗教信仰を再解釈した世界を創造したVR作品 「Neo Tengri」 が受賞。
準グランプリに値するSilver Prizeには、 建築物のファサードが蓄光化し街頭やソーラーパネルが無用の長物化した2045年の都市体験をデザインしたVR作品 「Phosphorescent City」 、 狭い空間をコンセプトに、 VRにおける空間の広さではなく、 狭さに新たな体験の可能性を見出したVR作品 「隙間 / [gap]」 、 カメラに映った画像を絵の具のパレットのように取り込んで、 空間上に3次元ドローイングできるAR作品 「World’s Palette」 が受賞しました。
「Phosphorescent City」はSUPER DOMMUNE Prizeにも選出され、 ダブル受賞となりました。
その他スポンサープライズは以下の作品が受賞しました。
PARCO Prize: 「VR CYPHER」 (VR作品)
SUPER DOMMUNE Prize: 「Phosphorescent City」 (VR作品)
Media Ambition Tokyo Prize: 「Grandpa’s new old times: reminiscent of the past with haptics and VR」 (VR作品)
Nreal Prize: 「See there / ここに見る」 (AR作品)
GIZMODO Prize: 「My Painting World」 (VR作品)
受賞したクリエイターの発展支援活動を通して、 引き続き次世代のXRクリエイターの発掘・育成、 3次元空間での新たなクリエイティブ表現と体験のデザイン開拓を目指します。
- 【NEWVIEW AWARDS 2021 受賞作品】
■GOLD Prize 1作品 賞金20,000USD
作品名:「Neo Tengri」
作者:Ardak Mukanova(Artist, Graphic and Motion Designer|Kazakhstan/USA)
古代の遊牧民の宗教「テングリズム」を題材に、 現実とはあらゆるものが異なる未知世界を体験する作品。
URL: https://gallery.styly.cc/scene/4d040aba-8411-437c-9c2f-fb3da3bd601e
■SILVER Prize 3作品 賞金5,000USD
作品名:Phosphorescent City
作者:KAZUKI MOTANI(Speculative Urban Designer|Japan)
建築物のファサードが蓄光化し、 街頭やソーラーパネルが無用の長物化した2045年の都市体験をデザインした作品。
URL: https://gallery.styly.cc/scene/ce306d08-a97c-4a0f-a90e-d3bc605792a4
作品名:隙間 / [gap]
作者:しょーろんぽー。 (デザイナー/アーティスト |Japan)
狭い空間がコンセプト。 一般的なVRにおける空間の広さではなく、 狭さに新たな体験の可能性を見出した作品
URL: https://gallery.styly.cc/scene/a639119c-265e-45bd-8997-00e21a830a5e
作品名:World’s Palette
作者:Shinya Hasebe (プロダクトデザイナー |Japan)
カメラに映った画像を絵の具のパレットのように取り込んで、 空間上に3次元ドローイングできるAR。
URL: https://gallery.styly.cc/scene/d06abe63-a45e-42ea-bbca-09055c9d02e5
■PARCO Prize 1作品
作品名:VR CYPHER
作者:Eguo (オーディオビジュアル・アーティスト |Japan)
ヒップホップから派生した「サイファー」がテーマ。 プレイヤーが能動的に参加するオーディオビジュアルアートに昇華。
URL: https://gallery.styly.cc/scene/7f3fca7f-c771-4e1c-870f-3b875af74426
■SUPER DOMMUNE Prize 1作品
作品名:Phosphorescent City
作者:KAZUKI MOTANI(Speculative Urban Designer|Japan)
※Silver Prizeとダブル受賞
■Media Ambition Tokyo Prize 1作品
作品名:Grandpa’s new old times: reminiscent of the past with haptics and VR
作者:Mingcheng Wu, Yipin Huang, Wei-Chen Yen, Chun-Cheng Hsu(Research team on HCI |Taiwan)
独自の触感コントローラーを自作。 高齢者に古き良き時代を取り戻してもらう認知治療としてのVRを制作。
URL: https://gallery.styly.cc/scene/bed125ae-cc1e-4be9-ad7a-79be59a5bb4b
■Nreal Prize 1作品
作品名:See there / ここに見る
作者:kiyotaka watanabe(Interactive Engineer / AR Developer|Japan)
世界とのずれや断絶など、 変容していく世界をスマートフォンをモチーフに表現したAR作品
URL: https://gallery.styly.cc/scene/3441a3dc-f097-4e2c-938c-5dc083b4a385
■GIZMODO Prize 1作品
作品名:My Painting World
作者:Yuhi Namai(VRで表現方法を模索している人 |Japan)
平面的な絵画の世界に入り込み、 画の中と外の両面の世界を体験する作品
URL: https://gallery.styly.cc/scene/7ad2589c-e989-414f-a06f-f15e4435bb55
NEWVIEW FEST 2021 NEWVIEW GALLERY
「NEWVIEW AWARDS 2021」のファイナリスト作品のほか、 「超体験のデザイン」をコンセプトに実験的活動を続けてきたNEWVIEWのこれまでの歴史と最前線を作品として体験可能なバーチャル上のギャラリー「NEWVIEW GALLERY」を公開しています。
「STYLY」のVRアプリ、 Mobileアプリ、 WebPlayerより体験していただけます。
URL: https://gallery.styly.cc/scene/87abd4c4-814f-43f7-9204-e39676b8dab0
NEWVIEW AWARDS 2021詳細はこちらをご確認ください。
https://newview.design/awards/overview
■主催:NEWVIEW PROJECT
NEWVIEWについて
3次元空間での新たなクリエイティブ表現と体験のデザインを開拓する実験的プロジェクト/コミュニティーとして2018年1月始動。 多様なジャンルのアーティストと実験的作品を仕掛け、 新たな表現を社会提示する活動のほか、 「NEWVIEW AWARDS」、 xRを総合芸術として学ぶアートスクール「NEWVIEW SCHOOL」を展開し、 次世代クリエイターの発掘・育成・交流・発信を行っています。
Web: https://newview.design/
(PR Times配信) |