株式会社エム・ソフト(本社:東京都台東区、 社長:飯田昌宏)は、 建物・施設・設備・インフラなどの検査・点検箇所をARで記録し、 可視化するアプリ「Pinspect(ピンスペクト)」の新バージョンとなるVer.2.2.0をリリースしました。 従来、 平面図では分かりにくかった指摘箇所(ピン)の高さ情報がひと目で分かる3D表示機能など複数の機能が新たに追加されています。
また、 新発売されたLiDAR搭載の新型iPad Proにも標準で対応し、 従来機種よりも高い認識精度で、 ピンの配置、 3次元情報記録が可能になりました。
Pinspectは、 検査・点検箇所をAR(拡張現実)で記録、 可視化するアプリです。 対象箇所の3次元座標を取得し、 デジタル付箋(ピン)として空間上に可視化(図1、 図2)。 写真やメモを座標と紐付けて保存することで、 現場情報を図面やEXCEL形式のレポートとして出力することができます。 記録した3次元座標を、 クラウド経由で外部のBIM/CIM、 点群データ等に反映することも可能です。
図1:周辺環境を認識
図2:現場の空間にデジタル付箋
製品詳細はこちら: https://biz-ar.jp/service/pinspect.php
図3:ピンの3D表示機能
Pinspectでは、 記録した3次元座標を基にピンの位置を図面に自動反映させることができます。 従来は2Dの平面図を前提としていたため、 「高さ」情報を確認することができませんでした。
今回追加された「ピンの3D表示機能」を利用することで、 平面図では表現できないピンの「高さ」情報が直感的に確認できるようになります(図3)。 ピンチイン/アウトで拡大・縮小したり、 回転させて違う角度から見たりすることも可能です。
背面のLEDライト*を点灯することで、 暗い現場でも明るく照らして撮影が可能です。
*True Toneフラッシュ搭載機種でのみご利用いただけます。
3/25に発売されたLiDAR*搭載の新型iPad Proにも対応しています。 LiDARにより周辺環境の認識速度が大幅に早くなり、 また、 周辺の形状に合わせてピンが安定的に表示できるようになるなど、 大幅に精度が改善されています。
*LiDAR・・・Light Detection and Ranging (光検出と測距)の略で、 発光した光が物体に反射して戻ってくるまでの時間を計算して、 対象物までの距離を算出する技術
近年、 BIMやCIM、 点群データといった3次元デジタルデータの活用が広がっています。 しかし、 デジタル上の空間と現実の空間は直接紐付いていないため、 現場で発見した問題とその発生場所をデジタル上に反映させることが難しいという問題があります。
Pinspectは「ピンを置く」という操作によって現場の問題点を3次元座標で記録します。 それらの座標をエクスポートすれば、 点検箇所の情報をデジタル上の空間に反映させることが可能です。 またデジタル空間上で追加・変更された情報を、 ARで現場に復元して可視化することも可能です(図4)。
BIMと連携した機能については、 現在、 個別対応で開発を進めており、 順次公開していく予定。
図4:現場とデジタルを繋ぐ
エム・ソフトは、 独自の画像処理領域を始め、 組込みソフトウェアからモバイルアプリ、 クラウド・Webシステムまで、 30年以上に渡り豊富な実績を蓄積してきました。 早い時期からARのビジネス利用を目指して取り組みを進め、 「ARでお客様のビジネスを革新すること」を目標に、 ARからVR/MRを含めたXRまで領域を広げ、 様々な取り組みをBIZ-ARソリューションとして提供しています。
エム・ソフトオフィシャルサイト: https://www.msoft.co.jp/
BIZ-ARソリューションサイト: https://biz-ar.jp/
Pinspect製品情報: https://biz-ar.jp/service/pinspect.php
Pinspect AppStore: https://apps.apple.com/jp/app/id1445520379
Holospect製品情報: https://biz-ar.jp/service/holospect/
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Pinspect担当
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(PR Times配信) |