InstagramのARフィルターについて調べてみた

2018年5月1日~カリフォルニア州サンノゼで開催されたFacebook社が主催する開発者向けカンファレンスF8冒頭、同社CEOマーク・ザッカーバーグ氏のキーノートにおいて、InstagramにもAR Camera Effects Platformを導入することが発表された。

(AR Camera Effectについては、動画の12:20あたり)

昨年のF8でFacebookへのARフィルターの導入が発表されてから約1年、やっとInstagramでもARフィルター機能が使えるようになる。

そこで、どんな仕様?いつから使える?Facebook AR Studioとの違いは?、など気になるところを調べてみた。

FacebookのARフィルターを含むカメラエフェクトプラットフォームの一般への認知度や普及度は、その便利さや将来性にも関わらず、導入後ほぼ一年経った現在でも限定的と言わざるを得ない。

そこで、Facebook社の次の戦略として、急速にユーザーを増やしつつある写真共有サービスであるInstagramに白羽の矢が立ったというわけだ。

F8におけるInstagram開発担当者からの発表内容をまとめると、
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Instagram ARのサービス名称は、『AR Camera Effect』
(AR face filters機能を含む)

『Camera effects platform for Instagram』でサービスを提供

Instagram独自の方法でARフィルターのシェアが可能

現在はクローズドβ版を公開中

今後、サードパーティにもカスタムARフィルター機能を公開していく
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というような内容だった。

 

https://youtu.be/pQXdsmAIc5A

(AR camera effects については、動画の1:35あたり)

 


具体的なサービス内容

現在、クローズドβ版を公開中ということで、下記のような米国で大人気のインスタグラマー達がARフィルターを公開している。

アリアナ・グランデ
ベイビー・アリエル
リザ・コッシー
NBA
BuzzFeed TASTY

早速、自身のInstagramアカウントを使っていくつか試してみた。

まずは欲しいARフィルターを公開しているインスタグラマーのフォロワーになる。

 

フォロワー登録が完了したら、自分のストーリーで撮影画面にし、カメラエフェクトボタンを選択するか、カメラ画面内のボタンエリア外で長押しする

 

すると、画面下に先ほどフォロワーになったインスタグラマーのカスタムARフィルターが表示されるので、それを選択するだけ。
すぐにARフィルターを使った撮影を楽しみストーリーにアップできる、という仕組み。

(上の写真は、NBAのARフィルターを使った例)

 


F8で開発者が語ったInstagramでのARエフェクトのシェア方法

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フォロワーになる

◆フォロワーになった人のストーリー※1ダイレクトメッセージ※2を見る

 ※1:既フォロワーがカスタムARフィルターを使用したストーリーを見る
 ※2:既フォロワーからカスタムARフィルターを使用したダイレクトメッセージをもらう

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上記のように、Instagramでは分かりやすい方法でカスタムARフィルターのシェアが実現する。
このシェア方法と、ユーザーがそれまでに見たことのないページを見た際そのアカウントの作成者やフォロワーについても知ることができるInstagramの仕組とを組み合わせることで、FacebookやSnapChatとは違う、Instagram独自の方法でのアプローチが可能となる、というような説明だった。

ちなみに、カスタムARフィルターを入手した後に、さきほどフォロワーになったNBAのフォローをいったん解除し、再度ログインしてみたところ、NBAのカスタムARフィルターは、カメラエフェクトのリストには表示されなくなった。
(ただし、フォロー解除後もそのままInstagramアプリを起動&ログインしたままであれば、一定時間内はカスタムARフィルターも残っているようだ。)

このあたりの仕様も、非常に明快で分かりやすく、先に述べたInstagram独自のシェア方法と併せて使用すれば、企業プロモーションなどにも展開しやすい仕組みであるという印象を持った。

全世界のInstagramユーザーはすでに10億人を突破、若年層がけん引する形で今も増加を続けている。

通常のタイムラインとは別に、より日常的な写真や動画を複数組み合わせてサクッと投稿できるストーリー機能カスタムARフィルター機能は相性も良く、Instagram ARフィルターは、ユーザーの使いかた次第で、意図したリーチ層へ効果的にプロモーションを拡散できる可能性を秘めている。

一般のユーザーへのCamera effects platform for Instagramの一日も早い公開が待たれる。

(Cole!Cole!管理人S)

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