ITニュースセレクション2023年1月

2023/1/31(火)

2023年1月ITニュースセレクション

2023年、新しい年が明けたと思ったら、アッという間に2月が目の前。。。
今日明日は10年に一度の最強寒波が日本列島を覆う、ということでネットやテレビのニュースはその話題で持ちきりですね。

Cole!Cole!では、昨年後半から第一線で活躍するIT開発者のブログを中心に情報を発信してまいりました。

また開発者ブログと並行して、IT関連のプレスリリースについても、こんな感じで発信していこうと思います。

今年も皆さまに、「あ!コレコレ!こんな情報が欲しかった!」と感じていただける記事をどんどんアップしてまいりたいとおもいますので、どうぞ引き続きCole!Cole!をよろしくお願いいたします。

では、2023年、最初のITニュースセレクション、スタートです!

 


人形浄瑠璃から小林幸子までを”3D図鑑化”!川田十夢(AR三兄弟) 新作「バーチャル身体図鑑」公開

VIRTUAL NIPPON BODIES 2023~経験を宿した身体の価値を伝え、「新たな身体表現の可能性」を切り開く
 株式会社precogは、 川田十夢(AR三兄弟)総合演出のもと、 2021年より3年にわたり取り組んできた人体データのアーカイブ&発信プロジェクトの最新作品、 「VIRTUAL NIPPON BODIES(バーチャルニッポンボディーズ)2023」を2月11日(土)より特設アプリで公開します。
 前年は、舞踏家、ダンサー、義足のパラ陸上選手、10代のプロスケートボーダー、日本の奇祭の担い手、和太鼓奏者などのデータを収録し、落語の口上に合わせてスポーツと芸術、エンターテインメントとアングラが一体となる作品を創作しました。集大成となる今回は、芸能·音楽分野より、小林幸子(歌手)、ヨネダ2000(お笑い芸人)、鎮座DOPENESS(ラッパー)、元・たまの石川浩司(シンガーソングライター)、伝統芸能より、いがみの権太+人形遣い(人形浄瑠璃 文楽)、音無史哉(笙)、伝統行事より、富山市のおわら風の盆(唄と踊りの民謡)、五島列島五島市のチャンココ(念仏踊り)を新たに迎え、芸術やスポーツを含めた総勢約20名のデータを特設アプリ「社会実験」上で「バーチャル身体図鑑」として一覧公開します。

メインビジュアル

メインビジュアル

 

【特設サイト】URL:https://theatreforall.net/virtual_nippon_bodies/

躍動感ある身体たちが画面を超えて目の前に立ち現れる本作は、界中いつでもどこからでも鑑賞できるデータならではの身体表現の可能性を提示し、”経験を宿した身体の価値”を未来に伝えていきます。アプリでは、図鑑をご覧いただけるほか、それぞれの3Dデータとモーションキャプチャー※を個別に組み合わせられる機能もあり、様々なパターンのパフォーマンスを目の前に作り出すこともできます。また、アプリを通して見ると立体的に情報が立ち現れる「標本ポスター」、身体カードと動きカードを重ね合わせると合体して図像が浮かび上がる実験的な「経験トレーディングカード」をオリジナル作品として、限定販売します。
※モーションキャプチャー…関節などの人体の動作の特徴となる部位の位置と動きを記録する」ことで、人間の「動作」を記録する技術。

公開日である2月11日(土)には、プロジェクトの出演者をはじめ、 身体や文化財のデジタルアーカイブ、バーチャルイベントに関する有識者の方々をお招きしたイベントをシビック·クリエイティブ·ベース東京[CCBT](渋谷)にて開催します。制作舞台裏やアプリの楽しみ方のご紹介をはじめ、「デジタル身体データ」の保存と利活用をテーマにした作品制作の可能性や活用事例、今後の可能性などについて、考える1日となります。総合演出·川田十夢が司会を務める5本のリレー式トークイベントやワークショップ、展示と体験コーナーの企画をご用意。イベント予約者·ご来場者先着100名にAR機能つきの限定カードを特別プレゼンしますので、ぜひ、奮ってご参加ください。

昨今、海外をはじめ、国内でも「データをオープン化する」動きが活発になってきていますが、当初は3Dモデルの制作費用が高額であったこともあり、現在もまだその使い方が一般化されていない状況があります。今後、さらに3Dデータやモーションキャプチャーなどの技術が身近になることで進む身体のAR化により実現できる新たなアートやパフォーマンスの可能性を探っていきます。

  • 【出演者:小林幸子さんよりメッセージ】

この活動がきっと未来のエンターテイメントの形を作っていくのだろうと思います。いつもアンテナを張って、新しいもの·おもしろいものに挑戦していきたいと思っていいます。昔も今も、変わらない怪しさのAR三兄弟さんとのお取り組み最高でした!

モーションデータ撮影時の小林幸子さん

モーションデータ撮影時の小林幸子さん

 

 

 

  •  総合演出:川田十夢よりメッセージ

人間存在を軽んじる動きが、コロナ禍の初動としてありました。劇場が開けないことを理由としたシルク·ドゥ·ソレイユ 団員の一斉解雇など、観客動員が見込めなくなったエンターテインメントや芸術にまつわる優秀な表現者たちの多くが行き場を失いました。身体と動作、これをデジタル技術で取り込んで、最良の状態でアーカイブできたなら。それを新たな方法で再生できたなら状況は変化するはずだと、この方向の試みを数年間重ねてまいりました。今年は図鑑と標本、カードゲームをモチーフとしたアーカイブ+再生方式をアップデートしてみようと思います。芸術と芸能のプロデューサー各位、身体表現当事者各位、ミュージアム担当者各位、グッズ担当各位、ふるってご参加いただき、デジタルアーカイブの可能性をともに拡張できればと思います。

川田十夢

川田十夢

 

  • VIRTUAL NIPPON BODIES 2023作品概要

【アプリ配信】2月11日(土)~
お手元のスマートフォンから、特設アプリ「社会実験」をダウンロードすると、誰でも目の前で「バーチャル身体図鑑」を鑑賞できます。https://apps.apple.com/jp/app/id1600849033
価格:無料 ※対応機種:iPhone8以上·推奨環境:iOS13.0以上 ※ 本アプリはiOSのみとなります。

【「バーチャル身体図鑑」標本ポスター】
アプリを通して見ると、立体的に情報が立ち現れる特製ポスター
価格:1,650円(税込) 販売:2月11日の公開イベントにて

【「バーチャル身体図鑑」 経験トレーディングカード(プロトタイプ)】※10セット限定
身体カードと動きカードを重ね合わせると合体して図像が浮かび上がる実験的なトレーディングカード
価格:3,500円(税込) 販売:2月11日の公開イベントにて

  • 公開記念イベント

日時:2月11日(土)14:00~20:30
会場:シビック·クリエイティブ·ベース東京[CCBT]
 https://ccbt.rekibun.or.jp
〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町3-1 渋谷東武ホテル地下2階
イベント予約者とご来場者は先着100名様に限定トレーディングカードをプレゼントします。

▼体験コーナー
14:00~18:00(無料・予約不要)

▼AR三兄弟と考える身体データワークショップ「ゲームか?公演か?何作る?」
身体表現のデジタルデータを活用して生み出すことができるゲームや公演アイデアをみんなで考えてみる。
16:00~17:30(無料・要申込) ※定員10名
AR三兄弟(開発ユニット)、ミヤザキユウ(ボードゲームデザイナー)、オル太(アーティスト)
詳細·申込み:https://theatreforall.net/join/virtual-nippon-bodies-2023-workshop/

▼身体のデジタルデータをめぐる「川田十夢 総合司会 一大リレートーク」
18:00~20:30(無料・要申込)※定員40名
詳細·申込み::https://theatreforall.net/join/virtual-nippon-bodies-2023-talk/

はじめに  VIRTUAL NIPPON BODIESとは? 新作発表
川田十夢(AR三兄弟)
標本ポスター、経験トレーディングカード、バーチャル身体図鑑について解説
1. 「ゲームか?公演か?何作る?」成果発表
ミヤザキユウ(ボードゲームデザイナー)、オル太(アーティスト)
2. いつでもどこでも楽しめるパフォーミングアーツの形って?
佐藤仙務(寝たきり社長)x島田真太郎( テクノツール代表)
3. 伝統芸能の保存と更新におけるデジタル技術
畑中章宏(民俗学)チャンココ (念仏踊り)xおわら風の盆(唄と踊りの民謡)
4. パフォーマーとしての音楽家アーカイブ
呉宮百合香(ダンス評論)x 音無史哉(雅楽) 石川浩司(シンガーソングライター/元·たま)
5.NFTでVIRTUAL NIPPONプロジェクトをドライブさせられるのか?
施井泰平(スタートバーン株式会社代表取締役)x古屋大貴(奇譚クラブ )

※トークイベントは、YouTubeにて生配信を行います。https://youtu.be/6ZMwRT3HZLw

  • 出演者(五十音順)

石川浩司(シンガーソングライター)

石川浩司(シンガーソングライター)

石川浩司(シンガーソングライター)

 

音無史哉(笙、雅楽奏者)

音無史哉(笙、雅楽奏者)

音無史哉(笙、雅楽奏者)

 

おわら風の盆(民謡行事)

おわら風の盆(民謡行事)

おわら風の盆(民謡行事)

 

小林幸子(歌手)

小林幸子(歌手)

小林幸子(歌手)

 

チャンココ(念仏踊り)

チャンココ(念仏踊り)

チャンココ(念仏踊り)

 

鎮座DOPENESS(ラッパー)

鎮座DOPENESS(ラッパー)

鎮座DOPENESS(ラッパー)

 

人形浄瑠璃 文楽(人形遣い:吉田簑紫郎)

人形浄瑠璃 文楽(人形遣い:吉田簑紫郎)

人形浄瑠璃 文楽(人形遣い:吉田簑紫郎)

 

ヨネダ2000(お笑い芸人)

ヨネダ2000

ヨネダ2000

 

※プロフィールは、PDF版リリース(添付)もしくは、WEB(https://theatreforall.net/virtual_nippon_bodies/)にて、ご覧ください。

  • クレジット

タイトル:「バーチャル身体図鑑 VIRTUAL NIPPON BODIES 2023」
総合演出:川田十夢
開発:AR三兄弟
出演:小林幸子(歌手)、鎮座DOPENESS(ラッパー)、石川浩司(シンガーソングライター)、ヨネダ2000(お笑い芸人)、いがみの権太+人形遣い(人形浄瑠璃 文楽)、おわら風の盆(伝統)、チャンココ(念仏踊り)、音無史哉(笙)
協力:公益財団法人文楽協会
音楽:蓮沼執太
デザイン:いすたえこ
制作:TASKO inc.
バリアフリーコーディネート:THEATRE for ALL
制作デスク:株式会社precog
広報:村上晴香
プロデュース:金森香(株式会社precog)
文化庁委託事業「令和4年度戦略的芸術文化創造推進事業」
主催:文化庁、株式会社precog
提携:シビック·クリエイティブ·ベース東京[CCBT]

 

  • 総合演出

川田十夢
1976年熊本県生まれ。10年間のメーカー勤務で特許開発に従事したあと、やまだかつてない開発ユニットAR三兄弟の長男として活動。新著『拡張現実的』(2020)、 旧著『AR三兄弟の企画書』(2010)。WIRED巻末連載、J-WAVE 『INNOVATION WORLD』、BSフジ『AR三兄弟の素晴らしきこの世界』、テクノコント。BTC(ブレインテックコンソーシアム)理事。公私ともに長男。通りすがりの天才。その世界のスター。ニュー文化人。

  • 開発

AR三兄弟
長男 川田十夢、次男 高木伸二、三男 オガサワラユウによる、やまだかつてない開発ユニット。2009年から、とくにAR(拡張現実)に関するネタを連続的に発表。芸能から芸術まで、長渕剛からロマンスカーミュージアムまで。その拡張範囲はブラックホールのように、東京でいうと東急ハンズ渋谷店のように広大である。

AR三兄弟

AR三兄弟

 

  • 企画·運営·配信

企画:THEATRE for ALL
国内外でのイベント企画·運営を行う制作会社 株式会社precogが、日本で初めて演劇·ダンス·映画·メディア芸術を対象に、日本語字幕、音声ガイド、手話通訳、多言語対応などを施したオンライン型劇場“THEATRE for ALL”(シアターフォーオール)を2021年2月にオープンしました。新型コロナウイルスで外出困難となった方、障害や疾患がある方、子ども、母語が日本語以外の方、また、芸術に対して「わからなさ」がバリアとなり馴染んでこられなかった方などに対して、開かれた劇場 を目指しています。https://theatreforall.net/

 

運営:株式会社precog
国内外で実施される様々な『イベント』を成功に導くための企画や運営をおこなう制作会社です。観客やアーティストとともにワクワクするような化学反応を起こし、日々更新される“現在”の面白さを伝えていきます。 precogならではのネットワークやリレーションシップを活かし、多角的な視点からのリサーチを重ねることで、作品や上演の質を上げ、プロジェクトの同時代性や事業の継続性を追求し続けています。日常にある“表現”に価値を見出し、国際的なシーンや地域コミュニティと繋がり、教育や福祉を視野に入れて、“表現”の未来をつくります。
https://precog-jp.net

 

(PR Times配信)

 

 


世界初!Netflixが企業の福利厚生で利用可能に ベネフィット・ワン Netflixと業務提携

・新規福利厚生パッケージサービス『Netflixプラン』4月提供開始  ・給与天引き決済サービス「給トク払い」優待サービス 6月提供開始
パソナグループの株式会社ベネフィット・ワン(本社:東京都新宿区 代表取締役社長 白石 徳生)は、 Netflix合同会社と業務提携し、 企業向け福利厚生パッケージサービス『Netflixプラン』を2023年4月より提供 開始いたします。 また2023年6月には、 ベネフィット・ワンの給与天引き決済サービス「給トク払い」でNetflixがお得にご利用いただけるサービスを提供いたします。
なお、 Netflixが福利厚生としてご利用いただける取り組みは世界で初めてとなります。

 

この度の業務提携により、『Netflixプラン』を導入する企業の従業員は、会員制福利厚生サービス「ベネフィット・ステーション」に加え、世界中のドラマ、映画、アニメ、ドキュメンタリー等の幅広い作品を視聴できる動画配信サービスNetflixを福利厚生として利用できます。
また、『Netflixプラン』を導入する企業は、Netflixをはじめとするエンターテイメントサービスを通して従業員の通勤や家庭で過ごす時間を充実させることで、従業員のエンゲージメント向上を図ることができます。

さらに、従業員はベネフィット・ワンの給与天引き決済サービス「給トク払い」を通して、Netflixの月額料金を支払うことで、月額料金の10%が「ベネポ」※で毎月還元され、Netflixをお得に楽しむ ことができます。

本取り組みを通して、ベネフィット・ワンは、福利厚生サービスをより充実させることで、更なる会員満足度向上に寄与してまいります。

※会員制福利厚生サービス「ベネフィット・ステーション」でご利用いただける会員専用ポイント(1P = 1円換算)

Netflix ビジネス・デベロップメント部門 ディレクター 下井昌人のコメント
Netflixを福利厚生として提供することはNetflixにとって初めての取り組みです。
ベネフィット・ワンが提供する『Netflixプラン』により、福利厚生という新しいかたちでお客さまに寄り添い、Netflixをお楽しみいただけることを嬉しく思います。Netflixは今年も見逃せない新作を続々とお届けしてまいります。どうぞご期待ください。

■業務提携 概要

1.福利厚生パッケージサービス『Netflixプラン』

提供開始
2023年4月

内容
ベネフィット・ワンが提供する140万件以上の優待サービスを展開する会員制福利厚生サービス「ベネフィット・ステーション」とNetflixの企業向け福利厚生パッケージサービス
・『Netflixプラン』
ベネフィット・ステーションとNetflixが利用可能
・『Netflix得々プラン』
ベネフィット・ステーションとNetflixが利用可能になるとともに、「ベネポ」5,000円分を従業員に付与

料金
・『Netflixプラン』
1名につき月額1,350円(税別)
・『Netflix得々プラン』
1名につき月額1,850円(税別)             
※料金は従業員一名当たりの月額費用

備考
・本プランでは、Netflixの「ベーシック」プランをご利用いただけます。「スタンダート」および「プレミアム」へのプラン変更をご希望の従業員は差額を従業員が自己負担することでアップグレードが可能です

URL
https://corp.benefit-one.co.jp/service/bs/

お問合せ
株式会社ベネフィット・ワン 東日本営業部
Tel 03-6830-8030

2.給与天引き決済サービス「給トク払い」での優待サービス

提供開始
2023年6月(予定)

内容
従業員がベネフィット・ワンの給与天引き決済サービス「給トク払い」を通して、Netflixの月額料金を支払うことで、月額料金の10%が「ベネポ」で毎月還元され、Netflixをお得に楽しむことができるサービス
※Netflixの「スタンダート」および「プレミアム」プランのみ対象

お問合せ
株式会社ベネフィット・ワン サービス開発事業部
Tel 03-6830-8242

・ベネフィット・ステーションについて
15,829 団体・会員約1,128万人(2022年 9 月末時点、個人会員等を含む)に対して提供する会員制福利厚生サービス。レジャー施設や、介護・育児サービス、e-ラーニング、オンラインフィットネスなど140万件以上のサービスが会員限定の優待価格でご利用いただけます。
https://bs.benefit-one.co.jp/bs/pages/bs/top/top.faces

・給トク払いについて
会員制福利厚生サービス「ベネフィット・ステーション」で利用したサービスの料金が、給与から自動的に引き落とされる仕組みを通じて、様々な特典や割引を提供する給与天引き決済サービス。
https://corp.benefit-one.co.jp/service/kyuutoku/

・Netflixについて
Netflixは、190以上の国や地域で2億2,300万人の有料メンバーが利用するエンターテインメントに特化した世界最大級の動画配信サービスです。各種受賞作を含む幅広いジャンルのシリーズやドキュメンタリー、長編映画、モバイルゲームなどを多くの言語で配信しています。好きな時に、好きな場所から、好きなだけ映画やシリーズを楽しんでいただくことができ、いつでも料金プランを変更いただけます。

 

(PR Times配信)

 

 


大阪市内の複数の大型商業施設において、空間情報に紐づくAR技術の社会実装に向けた事業者向けの実証実験を実施

~ Niantic Lightship とImmersal 2種類のVPSを活用したARコンテンツ実証実験 ~
株式会社デザイニウム(代表取締役 、 以下デザイニウム)と一般社団法人関西イノベーションセンター(代表理事 林 安秀 、 以下関西イノベーションセンター)は、 不動産総合デベロッパーである三菱地所株式会社(以下三菱地所)と共に、 複数の大型商業施設において、 各施設の運営事業者向けに、 VPS※を活用したAR技術の活用に関する実証実験を実施しました。
本取り組みは、 関西イノベーションセンターが運営するイノベーション創出拠点MUIC Kansai(以下 MUIC)の課題解決プログラムとして採択され、 MUICの会員企業を含む多数の事業会社様にご協力いただき、 施設の運営事業者視点での課題と展望を検証しました。
※2022年7月20日「建物におけるAR(拡張現実)技術の活用支援サービスに関する協業検討を開始」:
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000017.000043186.html
※VPS:Visual Positioning System。 カメラの画像情報を用いて位置を特定する技術。
  • 経緯・背景

近年、VPSを活用したAR技術の利用拡大に伴い、建物などの現実の空間情報に紐づいたロケーションベースのARコンテンツ・アプリの活用事例が徐々に増えています。本件は、そうしたARの社会実装に向けて、施設の運営事業者視点での新技術に対する理解浸透や活用方法の検討、利用に伴う課題の洗い出しを行う事を目的として実施しました。

 

  • 実証の概要

実施時期 : 2022年11月~2023年1月
協力施設 : グランフロント大阪、なんばパークス
VPS技術 : Niantic Lightship VPS、Immersal
使用機器 : スマートフォン、ARグラス(Nreal Light)

本実証実験については、大阪市内のキタとミナミをそれぞれ代表する2施設にご協力頂き、各施設を運営される事業会社様の関係者のみの限定公開の下、実施しました。尚、使用するVPSについては、検証目的に応じてNiantic社のLightship VPSとImmersalの2つを選定しております。

 

  • 実証の流れ

1. Immersal
ARグラス(Nreal Light)に対応可能なVPSであるImmersalを使用し、広告用の3Dエフェクトを投影。スマートフォンとARグラスのそれぞれのデバイスで、視聴する際の視認性・明視性の違い等を検証しました。

【グランフロント大阪】

 

(動画URL)https://youtu.be/FmXQUwLPLTY

 

【なんばパークスから見たなんばスカイオ】

 

(動画URL)https://youtu.be/T18cZ3X4CYg

2. Niantic Lightship VPS

今回、施設内にARコンテンツを投影させ、広告利用等に活用したいと考える事業者と建物の運営管理者が取引を行うケースを想定し、任意の広告画像をWebページにアップデートすることで、指定の場所に投影させるツールを実証用に開発しました。

【広告アップロード用Webページ】

 

 

また、Lightship VPSでは事前にスキャンしたマップ上のアンカーの姿勢情報を取得し、相対的な位置でARコンテンツを投影させる為、投影させるコンテンツの現実空間との整合性、および移動時の安定性等を検証しました。

【グランフロント大阪】

 

【なんばパークス】

 

 

  • 検証結果・今後の方向性について

本実証実験を通じ、各事業会社様とARの活用について意見交換をさせて頂く中、ARを活用した施設の集客力の向上について期待する声が多い一方、利用者の安全性の確保など、前提として充足すべき条件についても多数挙げられ、それらを踏まえた環境下での活用促進、社会実装について検討していきたいと考えます。

 

また、投影させるコンテンツについて、事業者側が意図しないコンテンツが自由に投影される事に対する懸念も強く、施設運営の妨げにならない形でのAR技術拡大につき、業界団体が作成するガイドライン等も参考にしながら、運用面でのルール形成を進めてまいります。

引き続き、デザイニウム、関西イノベーションセンターおよび三菱地所は、AR領域に新たなビジネスを創造し、市場の拡大・社会実装に貢献することを目指してまいります。

 

【各社概要】

<一般社団法人関西イノベーションセンターについて>

 

当社団は株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ代表執行役社長 亀澤 宏規(かめざわひろのり))、および株式会社三菱UFJ銀行(取締役頭取執行役員 半沢 淳一(はんざわじゅんいち)が設立し、関西経済の活性化と2025 年大阪・関西万博の成功に貢献することを目的とした活動を行っております
■会社概要
社名:一般社団法人関西イノベーションセンター
本社:大阪府大阪市中央区伏見町3丁目6番3号
代表者:代表理事 林 安秀
設立:2020年3月6日
事業内容:会員制イノベーション創出拠点MUIC Kansaiの運営
URL:https://www.muic-kansai.jp/

<株式会社デザイニウムについて>

 

私たちは技術とアイデアで新しい体験をつくっている会社です。AR・xR開発に力を入れており、特にARとVPSを組み合わせたコンテンツ開発にいち早く注目し、今までに様々なVPSサービスを使ってR&Dやコンテンツ開発をすすめてきました。またNiantic Lightship Challengeをはじめ、多数のARコンテンツで賞を受賞しています。
■会社概要
社名:株式会社デザイニウム
本社:会津若松市東栄町1-77 ICTオフィスビルAiCT 3-2
代表者:代表取締役 前田 諭志
設立:2005年2月8日
事業内容:ウェブサービス、モバイルアプリケーション、体験型アプリケーションの企画開発
URL:https://www.thedesignium.com/

 

(PR Times配信)

 

 


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(編集者S)