【朝日学生新聞社×アルクテラス】中高生の勉強へのSNS活用状況調査

2017/7/31(月)
3割が勉強専用アカウントを持ち、閲覧。ゆるい繋がりを「質問」「記録」「モチベーション」に活用
株式会社朝日学生新聞社(東京都中央区、 代表取締役社長・脇阪嘉明)とアルクテラス株式会社(東京都世田谷区、 代表取締役社長・新井豪一郎)は、 中学生・高校生を対象にアンケートを実施し、 SNSを勉強にどう役立てているかを調査しました。
アルクテラスが運営する勉強ノートまとめアプリ「Clear(クリア)」ユーザーを対象にインターネット調査を2017年6月18日~26日に実施、 中高生ら1328人から有効回答を得ました。 回答者のうち中学生は42%、 高校生は56%、 男性が23%、 女性が76%です。

「SNSが勉強に役立っている」は9割
勉強に使っているSNSはTwitterが1位、 Google+やLINE Qも

調査対象がClearのユーザーということもあり、 SNSを勉強に活用するのは当然のことのようです。 勉強に「とても役立っている」は37%、 「まあまあ役立っている」が52%、 合わせて89%がSNSは勉強に役立っていると答えています。
使っているSNSを複数回答で答えてもらったところ、 Twitter(ツイッター)が回答数549(41%)、 Google+(グーグルプラス)が392(30%)、 LINE Q(ラインキュー)が319(24%)、 Instagram(インスタグラム)が194(15%)、 Facebookが42(3%)でした。 その他367(28%)はClearなどの勉強アプリ、 YouTubeなどの動画サイト、 Yahoo!知恵袋などです。
実名が基本のFacebookではなく、 匿名性の高いツイッターやグーグルプラスで「ゆるく」繋がっている中高生の姿がうかがえます。

い方は「わからないことを質問する」「自分の勉強した記録を残す」が3割ずつ
「勉強垢」の利用も3割

SNSの使い方について、 最もよく使う方法を一つだけ選択してもらったところ、 「質問機能を使ってわからないことなどを質問している」が417(31%)、 「自分の勉強した記録を残している」が400(30%)。 グラフ2の結果とあわせ、 ツイッターやグーグルプラスで勉強の記録を残し、 LINE Qで多数のユーザーに質問を投げかけるという勉強スタイルが見て取れます。
最近は「勉強垢」と呼ばれる勉強専用のアカウントがツイッターやインスタグラムで多く見られます。 志望校や試験の目標、 勉強の進度などを記入したり、 ノートや文房具などの写真を載せたりするアカウントのことで、 「勉強垢さんと繋がりたい」などのハッシュタグも見られます。 「勉強専用のアカウントを持って投稿している」人は149(11%)と、 あまり多くありませんが、 他人の勉強専用アカウントをフォローして閲覧している人は248(19%)で、 3割の中高生は「勉強垢」を利用していることがわかります。 また、 「勉強垢」を持っている人のうち、 フォロワー数は30未満が過半数ですが、 25%はフォロワー数が100以上で、 人気を集めていることがうかがえます。

「勉強垢」の例

「勉強垢」の例

SNSを使う目的は「情報収集」「モチベーションを上げる」「わからないことを解決する」
勉強にSNSを使う目的を複数回答で尋ねたところ、 「勉強方法などの情報収集のため」が848(64%)、 「わからないことを解決するため」が734(55%)、 「モチベーションを上げたい」が653(49%)、 「記録に残したい」が456(34%)でした。
SNSが発達していなかった時代、 中高生は学校や塾、 図書館などリアルな場所で勉強仲間を作り、 励まし合っていました。 現代の中高生は、 SNSで非リアルな勉強仲間を作り、 「ゆるい繋がり」を励みに勉強していると言えそうです。

(PR Times配信)