Facebook ARカメラエフェクトを使ったプロモーション事例

2017年F8での発表以降、FacebookがARに対応していることは広く知られているが、実際あまり目にする機会がないように思われないだろうか。
そこで、Facebook ARが具体的にどのようなプロモーションに利用されているのか調べてみた。
【ジュラシック・ワールド】
ジュラシック・ワールドのFacebook ARカメラエフェクトを制作した英The Mill社は、他にも下記のような映画やドラマのプロモーション用ARエフェクトを制作している。
【Ready Player One(レディ・プレイヤー1)】>>
【Game of Thrones(ゲーム・オブ・スローンズ)】>>
【Stranger Things 2(ストレンジャー・シングス 未知の世界2)】>>
他にもユニークな使いかたとして、ペット用品のペディグリー社が保護犬の里親探しに利用した例も。
【The Pedigree Adoptable Facebook Mask】
https://www.youtube.com/watch?time_continue=7&v=iZa3e-cKON4
日本国内の事例だと、
などがある。
このカメラエフェクトプラットフォームのAR Studioは、2017年末の一般へのサービス提供から今日に至るまで、下記のように様々な機能が拡充されている。
◆2018年5月:画像をARマーカーとして利用可能に
◆2018年5月:ARエフェクトの利用状況ログの取得が可能に
◆2018年5月:3DCGアニメーション(FBX・DAE)の読み込みに対応
◆2018年6月:画像解析に対応
◆2018年6月:人物のみの切り抜きに対応
しかしながら、事例をリサーチしていて感じたのは、意外にもプロモーションに活用された事例がまだまだ少ないことである。
サードパーティにも無料でプラットフォームが公開されているにも関わらず、少なくとも日本国内では驚くほど普及が進んでいないと言っていいかもしれない。
そんな中、2018年F8において、InstagramでもARを使ったカメラエフェクトプラットフォームを導入することが発表され、現在は一部の有名インスタグラマーのフォロワーになると試せる状況だ。
Instagramでのカメラエフェクトの利用方法は以下の通り。
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・特定のカメラエフェクトを配信する人のフォロワーになる
・フォロワーがカメラエフェクトを使用したストーリーを閲覧する
・フォロワーからのダイレクトメッセージをもらう
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このように、Instagramのカメラエフェクトは、Facebookとは違ったアプローチ方法でターゲット層を絞った拡散が可能となること、また何よりユーザー最優先の写真共有SNSサービスであることなどから、プロモーションなどには導入しやすくなることが予想される。
↓ ↓ ↓ InstagramのARについての記事はこちら ↓ ↓ ↓
さらに今月(7月)からは、アメリカ国内でFacebook AR広告のテストも開始されている。これからのFacebook社のAR戦略に期待したい。
(Cole!Cole!管理人S)