【Plug-in AI】新しいAIサービスを開発!まずは触ってみよう!

CNSは、学習モデルを自由に入れ替えできるAIのプラットフォームサービス「Plug-in AI(β版)」を開発しました。(まだβ版ですが)
AIの技術は日進月歩。この流れに取り残されまいと弊社もAI、機械学習の調査・検証を進めています。
機械学習を活用する際にまず壁となるのは「モデルの作成」でしょう。専門的な知識が必要な他、モデルを作成するパソコンなどのマシンには高いスペックが求められます。ただしこの「機械学習モデルの作成」に関しては、現在いくつかのサービス、ツールが出てきています。
Googleが提供する”Teachable Machine“、Microsoftの”Lobe“、Appleの”Create ML“など各社が機械学習モデルを作成するツールを提供しており、簡単な画像分類程度ならこれらツールを使えば数分でモデルを作成出来ます。
ただしモデルが作成出来たからといってそれで終わりではありません、機械学習を活用する際の次の壁として「モデルの利用」が立ちはだかります。どこでどのようにモデルによる推論処理をおこなうか、処理結果からどのようなアクションをおこなうのか、利用状況をどのように確認するのか。これらの実装もまた大変で、例えばCreateMLで簡単にモデルを作成したとしても、モデルを利用するにはXcodeでバリバリコーディングをおこないアプリを作成する必要があります。「モデルの利用」についてはユースケースが無限にありパターン化も難しいため、まだまだユーザーによる対応が必要というのが現状です。
弊社でもAI開発をおこなうにあたり、ユースケース毎にAIアプリの開発をおこなうことに手間を感じていました。簡単でいいのでモデルを試したり活用出来るツールがあれば役立つのではないか、というきっかけから新しいAIサービス「Plug-in AI」の作成に着手しました。
AIプラットフォームサービス「Plug-in AI」とは
作成した機械学習モデルを誰もが「使う」ことが出来るAIプラットフォームサービス、それが「Plug-in AI」です。
Plug-in AIの特徴は以下になります。

構成としてはWebシステム(クラウド)とiOSアプリがあり、作成した機械学習モデルをWebコンソールからクラウドに保存し、iOSアプリにモデルをダウンロードして推論処理を実行、推論結果によってアクションをおこないます。このモデルの入れ替えがポイントで、自分が作成したモデルをダウンロード出来るのはもちろん、他の人が作成・登録したモデルもダウンロードすることが出来ます。
現在、アプリはiOSアプリのみでAndroidアプリはありません。また利用出来る機械学習モデルは画像分類のみになります。
まずはCNSが開発したAIアプリ「Plug-in AI」をインストールしてみる
まず今回は、Plug-in AIプラットフォームサービス専用に独自開発したiOSアプリをダウンロードして、画像分類を試してみるところまでを紹介したいと思います。
AppStoreよりアプリをダウンロードします。
Plug-in AIのAppStoreリンク
https://apps.apple.com/jp/app/pluginai/id1599665648
初回起動時は利用規約の同意、プロフィールの入力画面が表示されます。
プロフィールは後から変更することが出来ます。
利用規約に同意しプロフィールを入力すると以下のようなTOP画面が表示されます。
ライオンのアイコンをタップすることで画像分類処理をおこなうことが出来ます。
画像分類を試してみた動画を掲載します。
アプリがカメラを使用するのを許可した後、カメラでライオンの画像を写すとライオンの文字が赤くなりました。これはカメラ画像がライオンだとアプリが認識しているということです。
その後しばらくすると唐突に弊社HPの画面に切り替わりました。
これはユーザーが画面のどこかをタップして弊社HPを表示したわけではなく、ライオンを認識したアプリがあらかじめ決められたコンテンツを表示しています。
iOSアプリ「Plug-in AI」で簡単に画像分類を試してみることが出来ました。モデルのダウンロードなど、Plug-in AIにはいくつもの機能があるのですが、これらについては以降の記事で紹介していきたいと思います。
AI、iOS、Android、Windowsアプリ、Webシステム開発は、CNS R&D (cnsrd.jp)へご相談ください。
開発者E
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