顔認証技術は、 安全・安心な社会の実現に向けたニーズの高まりに対応し、 空港・重要施設からオフィス・コンサートに至るまでさまざまな分野で導入されつつありますが、 まだ十分に広まってきているとは言えません。 こうした背景の下、 両社は2014年よりQRコードと顔認証技術の連携を開始し、 2017年11月から3カ月間、 金融機関で実証実験をするなど、 「顔認証なりすまし防止ソリューション」の開発を進めてきました。 このたび、 両社が協業することで、 本実証実験から得られたノウハウを元に、 SQRCを用いたより付加価値の高い「顔認証なりすまし防止ソリューション(SQRC版)」を商品化しました。
今後は、 本ソリューションの一部をクラウド上でも利用できるなど、 ユーザーの使用用途に合わせた商品強化を行い、 「顔認証なりすまし防止ソリューション(SQRC版)」の導入がしやすい環境を提供していきます。 また両社の販売網を生かした共同マーケティングと販売を行い、 金融窓口やATM操作時の本人確認、 作業者の資格保有確認、 店舗スタッフの本人確認、 受験・受講時の本人確認など、 金融、 製造、 リテール、 教育などの分野で、 新しい活用シーンを開拓し販売を拡大していきます。
目標は、 両社で今後3年間で、 10億円の売上を目指します。
なお、 本ソリューションは、 6月20日から東京ビッグサイトで開催される設計・製造ソリューション展のNECグループブースに出展します。
BHTシリーズを活用した「顔認証なりすまし防止ソリューション(SQRC版)」の利用イメージ
<参考資料:製品情報>
「顔認証なりすまし防止ソリューション」は、 事前に顔の特徴データをQRコードに格納し、 本人確認はQRコード読み込みと顔撮影による顔照合により実施します。 このため、 ネットワーク環境の整っていない場所でも顔認証が可能(オフライン顔認証)、 個人情報を端末内に保持しないのでセキュリティーリスクが軽減される、 という特長を有します。
「顔認証なりすまし防止ソリューション(SQRC版)」では、 これらに加え以下の特長を有しています。
■「顔認証なりすまし防止ソリューション(SQRC版)」の特長
1. SQRC利用による顔特徴データの秘匿化
セキュリティー機能を搭載したQRコードであるSQRCは、 1.ひとつのデータに公開と非公開の2種類のデータを格納することができ、 2.特定スキャナーだけが非公開部の読み取りが可能という特長を有しています。 URLなどの一般情報を公開部分へ、 顔の特徴データや社員番号などの機密情報を非公開部分に格納することで、 機密情報を秘匿化します。
2. 顔認証を利用した業務をハンディーターミナルで実施
SQRCに対応したデンソーウェーブ製ハンディーターミナル(BHTシリーズ)は、 QRコードの読み取りはもちろん、 SQRCも読み取ることが可能なため、 入出庫、 検品、 棚卸、 点検などの業務と顔認証による本人確認を1台の端末で行えます。
※1. QRコード(R)およびSQRC(R)は株式会社デンソーウェーブの登録商標です。
※2. 「顔認証なりすまし防止ソリューション(SQRC版)」の一部にはデンソーウェーブの特許(特許第6124124号)を活用しています。
(注) ニュースリリースに記載されている内容は報道発表日時点の情報です。 その後、 予告なしに変更する可能性があります。 あらかじめご了承ください。
■製品に関するお問合せ先
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フリーダイヤル Tel:0120-585-271
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